永遠の絆*

「“私の事、軽蔑した?だったら友達やめてもいいよ。そうじゃなくても、もう人として見ないで”って美咲、私に言ったよね?その言葉そっくりそのまま美咲に返すよ」


初めてだった。


そんな事、葵の口から出てくるのは初めてだった。

遠まわしに葵はいつも“ねぇ、美咲――…”そこまで言って葵は首を振っていた。

その首を振るのが“もう止めなよ”って言ってるみたいだった。


だけど、私は自分の中で“お金が必要だから”っていつも呟いてた。

それが口癖だった。


誰になんと言われようが、私は私って、言い聞かせていた。


普段の葵は自分の中で溜め込むタイプで、悩み事とか打ち明けてはこない。

ましてや、私に怒りなどぶつけてはこない。


だから今、葵の言葉がやけに私の胸に鋭く突き刺さって、痛いぐらいに壊れそうだった。

私がその言葉を言ったあの頃の葵は、目に涙を溜めて“友達やめるつもりはない”って、はっきり言ってくれた。


なのに…


なのにどうして、今私は口が開かないんだろう。

なにを葵に言えばいいんだろう。

言葉が、見つからない――…


だから余計に苦しい。