永遠の絆*

「ってか、仕事でしょ?」


どう見ても翔の姿は、今からホストになる格好で。

黒のスーツに黒のシャツ。

全身黒に包んでシルバーのネックレスが輝かしく光っている。

腕には高級時計。

本当にこの人ホストなんだ。


思わず気品な姿に私は見惚れてしまった。

ほんとそう思ってしまった自分が馬鹿で情けない。


「別にいいし。みぃちゃんの為なら」


ハッと我に返るような言葉を言われ、咄嗟に私は翔を見上げた。


「はぁ!?何言ってんの?アンタ馬鹿じゃない?私の為にくだらない時間使ってんじゃないよ。アンタNo1なんでしょ?」

「だから?」

「だからって…、ちゃんと行きなよ。アンタ飛んじゃうよ?私の所為で飛ばされたなんて言われたら馬鹿馬鹿しいし」


翔は面倒くさそうに頭を掻き、眉を寄せたまま深く息を吐き捨てる。


「誰もみぃちゃんの所為だって言わねぇし。それに、みぃちゃんの事が心配なだけ」

「心配されるような年齢じゃないから」

「つーかさぁ、俺アンタじゃねぇんだけど。翔って言っただろ」


“分かった?”

そう付け加えて翔は優しい笑みを私に向けた。