「友達ん所だろ」
「…っ、」
私の心を読まれたのだろうか。
まんまと当たっている事を翔に言われ、思わず口が閉じてしまった。
何も言わない私に翔はフッと笑い「図星だ」と言って言葉を続ける。
「じゃ、俺が送ってあげる」
そう言って翔は何故か私の腕を掴んで足を進めて行く。
え、な、なんで?
なんでそうなるの?
「ちょっ、ちょっと待って!!」
少し声を張り上げ私は反対側の手で翔の腕を掴んで引っ張った。
「なに?」
翔は立ち止まって首を傾げながら振り向き私は翔の腕を離す。
「なんでそうなる訳?」
「なんでって、みぃちゃん一人にすると危ねぇから」
「あ、あのねぇ…。私そこまで子供じゃないから大丈夫ですけど」
呆れながら返すと翔はうっすら笑い「連れて行くよ」と口角を上げる。
ほんと何言ってんだろう、この人。



