永遠の絆*

翔の手に白い封筒があるのを確認し、私は駆け足で雅樹の後を追った。

この先はホテル街。

今のこの状況がどうなってんのかも全く分からない。


そんな事を思っていると、ふと私の頭に葵の言っていた言葉が過った。


“…――ちゃんと言わなきゃ”

“言えない――…”



葵は、葵はもしかしてこの事知ってたの?

だから言えないって言ってたの?

いつから知ってたの?


あの女は誰?

浮気相手…、それとも葵が?


「おい、待てよ」


ホテル街に入った時、勢いよく肩を掴まれた私は、必然的に足が止まり素早く後ろを振り返った。

少し息を切らした翔が、さっき渡した封筒を手にして私の肩に手を置く。


「急にどした?」


目が合った翔から目線を逸らし、私は雅樹の方を見る。


「おい、どうした?」


もう一度、翔の声が耳に入ってきたけれど私の視界は2人仲良く肩を並べて歩く姿で――…


見ているその瞬間、私の目が大きく見開いた。