永遠の絆*

駅まで走って電車に乗り込み目的地の駅で降りる。

煌びやかなネオン街へと変わっていく街は、夜の蝶の女達とスーツに身を包んで歩く男達の中、私は辺りを見渡した。


ホストの事についてなんて詳しくないし全然分かんない。

何処が一番高級の店なんてのも知らない。

だけど葵は確かに言った…


一番の高級クラブだと。


「あ、あのっ、」


私は通りすがりの小奇麗な女の人の背中に向かってそう声を掛けた。

女の人は首を傾げながら“何?”って感じで私を見つめる。


「あっ、ちょっと聞きたいんですけど」

「何?」

「一番、高級なホストクラブって何処ですか?」


そんな事を聞く私にビックリしたのだろうか。

女の人は目を丸くして私を見てきた。

あなたが行くのって感じなんだろうか。

でも、そんな事はどうでもいい。

私はとりあえず聞きたいんだ。

聞いて、早くあの男に会わないといけない。