もう一度振り返ったその先に見えた人物に思わず目が見開く。
「良かった。…間にあった」
私の近くまで来た翔は息をきらしてて膝に手を付いて呼吸を整える。
「なんで?来ないでって言ったじゃん」
私の口から零れ落ちる言葉。
「やっぱ、そうにもいかねぇよ」
「離れるの辛くなるから来ないでって言ったじゃん」
「最後くらい会わせろよ」
「足進まないじゃん。翔の顔見ると足進まないじゃん。もう行こうとしてたのに…」
「ごめ…。どうしても会いたかった。だから美咲のお母さんに聞いた」
フワッと前に倒れ込む私の身体。
一瞬にして私の視界は翔の胸で埋まってた。
言葉なんて出なかった。
翔に抱きしめられてる事が精一杯で、私の口から言葉なんて何も出なかった。
ただ抱きしめられる事で潤む瞳をずっと堪えてた。
だから来ないでって言ったじゃん…
暫く経った後、翔は私の身体をゆっくりと離しズボンから小さな白い箱を取り出す。
「これ、美咲に…」
パカッと開けられた箱の中から姿を表したのはシルバーの輝く指輪。
思わず目を見開いて翔を見上げると、
「浮気防止」
そう言って口角を上げる。
「浮気って、私しないし」
「ってのは嘘で。結婚して」
「…え?」
翔の言葉で思わず息が止まる。
さっき翔は何て言った?
私、何言われた?
「良かった。…間にあった」
私の近くまで来た翔は息をきらしてて膝に手を付いて呼吸を整える。
「なんで?来ないでって言ったじゃん」
私の口から零れ落ちる言葉。
「やっぱ、そうにもいかねぇよ」
「離れるの辛くなるから来ないでって言ったじゃん」
「最後くらい会わせろよ」
「足進まないじゃん。翔の顔見ると足進まないじゃん。もう行こうとしてたのに…」
「ごめ…。どうしても会いたかった。だから美咲のお母さんに聞いた」
フワッと前に倒れ込む私の身体。
一瞬にして私の視界は翔の胸で埋まってた。
言葉なんて出なかった。
翔に抱きしめられてる事が精一杯で、私の口から言葉なんて何も出なかった。
ただ抱きしめられる事で潤む瞳をずっと堪えてた。
だから来ないでって言ったじゃん…
暫く経った後、翔は私の身体をゆっくりと離しズボンから小さな白い箱を取り出す。
「これ、美咲に…」
パカッと開けられた箱の中から姿を表したのはシルバーの輝く指輪。
思わず目を見開いて翔を見上げると、
「浮気防止」
そう言って口角を上げる。
「浮気って、私しないし」
「ってのは嘘で。結婚して」
「…え?」
翔の言葉で思わず息が止まる。
さっき翔は何て言った?
私、何言われた?



