永遠の絆*

「可愛い。大事にする」

「うん」

「もしかしてこの為に来たの?」

「その為もあるけど美咲に会いたかったから」


そう言った葵は笑みを漏らす。


「ありがと来てくれて。嬉しい」


そう言いながら貰ったキーホルダーをさっそく鞄につけ、私は頬を緩めた。


「ホントはさ、諒也先輩も誘ったんだけど、行かねぇよって言われた。俺が美咲んちに行ってどうするって…あいつの泣き顔なんて見たくねぇよって言われた」

「何それ」

「頑張れよ。だってさ」


苦笑いになる私に葵はそう言って優しく微笑んだ。


「うん」


まったりとするこの時間。

他愛もない会話をしながら葵との時間を過ごす。

昼を過ぎ13時を過ぎた頃、ママが作ってくれたパスタを葵と私は頬張った。

当分もう食べる事はないママの手料理。

そう思うとやっぱり寂しいって思う。

食べ終えてから私はスーツケースに最後の荷造りをした。

ほとんどは先に送ってあるから後は必要なものだけ。


「美咲、タクシー来たよ」


16時を過ぎた頃、ママが私の部屋まで来てそう言った。


「美咲、ほんとに今日でお別れだね」


一緒にいた葵は瞳を潤ませながら悲しそうな声で俯く。