永遠の絆*

なんとなく開けた寝室。

いつもの昼間の寝室は外からの日差しが差し込んでいる。

レースだけ閉めて出掛ける翔なのに今は真っ暗闇に閉ざされていた。


ゆっくりと足を進めてベッドの部屋へと入ると、シーツに包まって寝ている翔の姿を確認した。


「居たんだ」


思わず零れ落ちる言葉。

それと同時に何故か安堵のため息が口から洩れる。


ぐっすりと眠ってる翔があまりにも疲れた姿に見え、私はベッドの傍の床に腰を下ろしベッドに背を付けた。

両膝を立ててギュッと両腕で抱きしめ顔を埋める。


働き三昧の翔に何も出来ない自分が悔しい。

いつまでそんなに頑張るのかってすぐ考えてしまう。

でもだからって聞く事も出来ない。

返って来る言葉はきっといつも同じだから…


どれくらいの間、膝を抱えたままいたのかも分かんなかった。

コツン…と私の頭に何かが当たった所為で私は顔をあげ後ろを振り返る。

寝がえりを打った翔の手が私の後頭部に当たり、薄らと目を開けていく翔と視線が絡んだ。


「美咲…」


あまり呼ばれない名前に何故かドキっとする。


「ごめ…起こした?」

「ううん。おいで」


翔は私の腕を引っ張り私をシーツの中へと入れる。

上半身裸の翔からやけに体温が熱く伝わって来る。


「会いたかった」


そう言って翔は私をキツク抱きしめた。