永遠の絆*

「そっか。なんか…だからなのかな。翔の存在が凄く大きく見えんの」

「何それ…」

「よく分かんないけど。私はさ、ママが居るのに寂しいって思ってたし、毎日の様に口癖が“疲れた”だった。強くなりたいって思ってても結局は弱いまま」


つい情けなくなってしまった私の顔から寂しい笑みが漏れる。

人間、上手くいかないよな…


「みぃちゃんはそのまんまでいいじゃん。強いとか弱いとかそんなのどーでもいいだろ。そー言うの考えれば考えるほど疲れんじゃん」

「そうだよね…」


そう言われてみればそうだった。

考えて考えてして結局は…答えなんか見つからないまま、私は疲れてた。

ずっとその繰り返しだった。


どーしてこんな事を翔に聞いたのかも分かんないけど、でも一つだけ守りたい物があった。


あの日、あの時…翔と出会ってなかったら、きっと私は自分を見失ってた。

今頃何してんだろって時々思う事がある。


翔と過ごした時間はホントに大切で、ずっと私の中で守っていきたい。


「…翔ありがと」

「どした?」

「翔と出会ってなかったら居場所も自分も見失ってた」

「俺もみぃちゃんと出会ってなかったら腐ってた」

「何それ」


翔を見て私はクスクス笑う。


「うん、みぃちゃんが大切だって事。守るべきものがあれば頑張れんじゃん」


そう言って笑ってる翔を愛おしく思った。