永遠の絆*

一瞬、ビックリしたのだろう。

翔の身体がビクって動いたのが分かった。

数秒経ってからパタンと閉ざされた冷蔵庫の扉と共に、


「どした?」


低い翔の声が落ちてきた。


翔の背中から伝わってくる体温がやけに温かくて、少し悴んでいた身体が温まりそうだった。

あと、何回近づけるんだろうとか、あと何回触れられるんだろうとか、そんな寂しくなるような事を思ったりした。

もっと、もっと触れたい。

翔にずっと触れてたい。


「ごめん…ね」


暫く経ってから出た声は本当に小さくて掠れてた。

翔の腰に回していた両腕がさっきよりも少しだけ力が入る。


「何かあったか?」


心配そうに沈んだ翔の声に何故か胸が苦しくなってきた。


「心配かけてごめん…」

「……」

「ママも諒ちゃんも教えてくれた。翔が悩んでるって事、自分の所為だって思ってる事…教えてくれた」

「……」

「私、そう言うの何も考えてなかった。翔がそう言う事を思っていてくれてた事なんて…」

「……」

「だから…ごめん」


多分きっと、謝っても謝りきれないだろうと思った。

私と出会ってから翔は私に振り回されている。

そう思うと自分が情けなく思った。