永遠の絆*

寂しい。


たまにフッと出てくる“寂しい”の言葉。

でもいつまで思ってても仕方がないから自分なりにケジメをつけなきゃいけないと思った。


終わってすぐの放課後、私が真っ先に向かったのは職員室だった。

早く決めろと担任にまで言われてた進路の事を全て話し、私は資料を預けた。

ほとんどが学校から手続きをしてくれるらしくて、私は後の日程を待つのみになった。

学校を後にして向かった先は翔のマンション。

居るかどうかなんて毎回来るたびに考えたりしないんだけど、何故か今日は翔が居るような予感がした。


そんな予感、どっから湧いてくんのか分かんないけど何故か居そうな予感がした。

予感って当たるんだろうか。


「おかえり」


玄関を開けてすぐ返ってきた翔の言葉。

思わず予感が当たった事に内心ビックリする私は返す言葉さえ止まってしまう。

呆然とする私に翔は口角を上げ薄っすら微笑む。


「帰って来ると思った」


そう言った翔に何故か可笑しくなった私は薄っすら微笑む。


「何?」


玄関で立ち止まっている私に近づいて来た翔は首を傾げ、私に頭をポンと軽く触れる。


「いや別に」


そう微笑みながら靴を脱ぎ、私はソファーに鞄を置いた。