「そっか…」
そして諒ちゃんはその言葉しか言わなかった。
多分、心ん中ではいっぱい思ってるんだと思う。
私に対して言いたい事はいっぱいあるんだと思う。
でも、それを敢えて言わないのが諒ちゃんだ。
昔っからそんな感じ。
「あのさ、」
「どした?」
「田口先輩にさ、一応お礼言いたいんだけど」
そこまで言った私に諒ちゃんは、「あー…」と語尾を伸ばして一旦言葉を止める。
そんな考え込んでる諒ちゃんをジッと見てると、
「別にいいんじゃね?」
何も思ってない様に呟いた。
「え、何で?けど一応言っとくほうがよくない?全部田口先輩に集めて貰ってんだし」
「アイツにとったら別に礼言われるような事なんてしてねぇって言うだろ」
「そうかな?」
「そうそう。だから心配いらねぇよ」
「でも…」
「気にすんなって」
そう言った諒ちゃんは立ち上がり、私に背を向けて歩き出す。
「ちょ、何処行くの?」
背中に投げかけた声に諒ちゃんはダルそうにポケットに手を突っ込んだまま振り向き顔を顰める。
そして諒ちゃんはその言葉しか言わなかった。
多分、心ん中ではいっぱい思ってるんだと思う。
私に対して言いたい事はいっぱいあるんだと思う。
でも、それを敢えて言わないのが諒ちゃんだ。
昔っからそんな感じ。
「あのさ、」
「どした?」
「田口先輩にさ、一応お礼言いたいんだけど」
そこまで言った私に諒ちゃんは、「あー…」と語尾を伸ばして一旦言葉を止める。
そんな考え込んでる諒ちゃんをジッと見てると、
「別にいいんじゃね?」
何も思ってない様に呟いた。
「え、何で?けど一応言っとくほうがよくない?全部田口先輩に集めて貰ってんだし」
「アイツにとったら別に礼言われるような事なんてしてねぇって言うだろ」
「そうかな?」
「そうそう。だから心配いらねぇよ」
「でも…」
「気にすんなって」
そう言った諒ちゃんは立ち上がり、私に背を向けて歩き出す。
「ちょ、何処行くの?」
背中に投げかけた声に諒ちゃんはダルそうにポケットに手を突っ込んだまま振り向き顔を顰める。



