永遠の絆*

「そんなの当たり前。大事なママの娘だもん。ママに出来る事はそれしかないから。だから気にしなくていいんだよ?」

「うん…」

「それと、翔くんにちゃんと話しするのよ」


ママの口から思わず翔の名前が出た途端、私はすぐにママを見た。


「え?」

「ママの病院に来た時、心配してたよ。美咲があやふやな行動とってんのは俺の所為ですって浮かない顔してたわよ。だから翔くんに言いなさいよ」

「……」

「美咲、知らないと思うけど諒也くんだって結構来てたんだからね。…葵ちゃんも」

「……」

「皆、美咲の事、思ってくれてる。心配してくれてる。こう言うのって凄い有り難い事なのよ?あなたの周りには沢山素敵な人が居る」

「うん…」


私がそう小さな声で頷いたのはママに聞こえたかなんて分かんなかった。

ただ、そう言って私はすぐに部屋から出た。なんとなくその場に居るのが嫌だった。


私っていったい何だろうって思ってしまった。


“あやふやな行動とってんじゃねぇよ”って諒ちゃんに言われた。

別にとってるつもりなんて全くなかった。

でも、周りからみるとそう感じてたみたいで、結局私は自分の所為で翔を苦しめてた。

別に翔の所為でも何でもない。

昔っからそう。

いつも私は自分が決めた事が一番正しいって思いながら生きてたから。

間違ってるなんて思ってなかったから。

だから今になって、自己嫌悪が迫って来る。