永遠の絆*

「ママ…」

「うん?」

「諒ちゃんの友達がね、私の留学先の所、探してくれた」

「え?そうなの?」

「うん」

「良かったじゃない。美咲迷ってたし」


そう言ってママは最高の笑みで私に微笑んでくれた。


「うん。あのさ、その申し込み用紙に記入した」

「うん」

「うんって…」


ママから返された言葉に私は思わずため息を吐き出してしまった。

ママのその思ってもない言葉に唖然としてしまったからだ。


「頑張るのよ」

「え?」

「ママね、いつ美咲が手続きするのかなって、ずっと思ってた。もしかして行かないのかなーってね。むやみに美咲に聞いちゃいけないような気がして」

「……」

「美咲…、ママの事は心配いらないわよ?ママ、美咲に面倒見てもらう程、子供じゃないし」


そう言ってママは薄ら笑った。


「ママ、寂しい?」

「そりゃあ、寂しいよ?寂しいに決まってる。でも、美咲の頑張ってる姿見てるとママ嬉しいから」

「ママ、ごめんね」

「何が?」

「お金。…ありがとう」


今まで言えなかった言葉がやっと、私は口に出した。

大変だったママの姿。苦労して働いて、私の分まで貯めてくれてたママに心から感謝した。

もっと、もっと感謝の気持ちを口に出したかったけど、面と向かって言えない私は“ありがとう”しか伝えられなかった。