永遠の絆*

見上げる先の翔はタバコに火を点ける瞬間で、カチっとライターの弾く音が聞こえた瞬間タバコの先端が赤くなる。

別にそんなのどうって事ないって言う素振りが余計に心配さを増す。


「ねぇ…翔?」


私が呼ぶ声に翔は深く吐いた息とともに煙を吐き出す。


「大丈夫」


また、翔は曖昧に言う。

何が大丈夫なのか私には分かんない。

私がその言葉で安堵なんか付く訳がない。


「大丈夫の意味が分かんないんだけど…」


思った通りの言葉を告げると翔は少し表情を崩し、


「みぃちゃんが心配する事じゃない」


そう言って翔はまだ吸えるタバコの煙を吐き出して灰皿に磨り潰した。


「…何それ。心配しちゃいけないの?」

「……」

「私が翔の事を心配しちゃいけないの?なんでよ!じゃあ、私の前で薬なんて飲まないでよ!私の視界に入る所で飲まないでよ!じゃなきゃ、心配すんじゃん」


何かの糸がプツンと途切れたみたいに私は叫び、気付けば涙を流してた。

頬を伝ってく涙は思ったよりも温かく、私はその涙を拭いながら、


「ごめん…」


そう小さく謝る。

好きだから心配で、好きだから気になる。

私はきっと翔を好きすぎて、怖くなってた。