「痛っ…」
重い身体を動かすと私の口から小さく声が漏れる。
背中を擦りながら薄ら目を開け、辺りを見渡すと外から入って来る光で朝だ…って確信した私はゆっくりと身体を起した。
「寝てたんだ…」
少し痛む頭を押さえながら軽く左右に振る。
そのまま視線を少し落とすと、私の身体に布団が掛けられていて思わず辺りを見渡した。
何の人影もない部屋からもう一度視線を落とすと、
「おはよ」
薄ら笑った翔の声が耳に届き急いで視線をその方向へと向ける。
「風邪引くぞ」
風呂上がりの翔は首に掛けてあるタオルで濡れた髪を拭きながらカウンターキッチンへと足を進ませる。
「あ、うん…。おかえり」
「ただいま」
そう言葉を返した翔はまたウインターゼリーを口に含んでいく。
その光景からゆっくり視線を逸らした私は、「ねぇ…」小さく言葉を漏らした。
「うん?」
「ちゃんと食べてんの?」
「え?」
「だから、ちゃんと食べてる?」
翔と一緒に居るって言っても、ほとんど食事は一緒にしてない。
一緒にって言うか、食べる時間がほとんどバラバラの所為でお互い違う。
「食ってる。つか、みぃちゃんこそ食ってんの?帰ってきても食った形跡もなければ作った形跡もねぇけど」
「……」
私を見てそう言った翔は私が思ってた通り、口に薬を含みそれを水で流し込む。
その光景が私には辛かった――…
重い身体を動かすと私の口から小さく声が漏れる。
背中を擦りながら薄ら目を開け、辺りを見渡すと外から入って来る光で朝だ…って確信した私はゆっくりと身体を起した。
「寝てたんだ…」
少し痛む頭を押さえながら軽く左右に振る。
そのまま視線を少し落とすと、私の身体に布団が掛けられていて思わず辺りを見渡した。
何の人影もない部屋からもう一度視線を落とすと、
「おはよ」
薄ら笑った翔の声が耳に届き急いで視線をその方向へと向ける。
「風邪引くぞ」
風呂上がりの翔は首に掛けてあるタオルで濡れた髪を拭きながらカウンターキッチンへと足を進ませる。
「あ、うん…。おかえり」
「ただいま」
そう言葉を返した翔はまたウインターゼリーを口に含んでいく。
その光景からゆっくり視線を逸らした私は、「ねぇ…」小さく言葉を漏らした。
「うん?」
「ちゃんと食べてんの?」
「え?」
「だから、ちゃんと食べてる?」
翔と一緒に居るって言っても、ほとんど食事は一緒にしてない。
一緒にって言うか、食べる時間がほとんどバラバラの所為でお互い違う。
「食ってる。つか、みぃちゃんこそ食ってんの?帰ってきても食った形跡もなければ作った形跡もねぇけど」
「……」
私を見てそう言った翔は私が思ってた通り、口に薬を含みそれを水で流し込む。
その光景が私には辛かった――…



