「学校…行くね」
暫く抱きしめていた翔に、そっと囁くと、
「うん」
と言って翔は私の身体をゆっくりと離す。
「朝の仕事行くの?」
「いや、行かねぇよ」
翔はそう言って一息吐きソファーに腰を下ろしてタバコを咥え火を点ける。
ホントは行かないって聞いた時、一瞬でも学校行くのやめよっかなって思った。
翔と居る時間が長くなるから行くのやめようと思った。
翔が言うように休もうかと思った。
でもよく考えたら私が居る事で翔の睡眠を妨げる事になっちゃうから…
だからそれじゃダメだって思った。
きっと翔は私が居る事で寝ないと思う。
絶対、翔はそうするに違いない。
だからこそ行こうと思う。
「じゃあ…もう行くね」
床に置いていた鞄を手に取り肩に掛けると、翔は「ん?」と言ってタバコを咥えたまま私を見上げる。
その翔の視線はゆっくりと私から避けポケットから出したスマホへと向いた。
「え、つーかまだ7時前だぞ」
そう言って翔はスマホから私へと視線を移す。
「あぁ…うん。ママに会いに行こうと思う」
「あ、そっか」
短く呟いた翔は吐き出した煙とともに灰皿にタバコを磨り潰し腰を上げる。
「送る」
そう言って玄関先に足を進めて行く翔に、
「ま、待って!」
私は背中に向かって投げ掛けた。
暫く抱きしめていた翔に、そっと囁くと、
「うん」
と言って翔は私の身体をゆっくりと離す。
「朝の仕事行くの?」
「いや、行かねぇよ」
翔はそう言って一息吐きソファーに腰を下ろしてタバコを咥え火を点ける。
ホントは行かないって聞いた時、一瞬でも学校行くのやめよっかなって思った。
翔と居る時間が長くなるから行くのやめようと思った。
翔が言うように休もうかと思った。
でもよく考えたら私が居る事で翔の睡眠を妨げる事になっちゃうから…
だからそれじゃダメだって思った。
きっと翔は私が居る事で寝ないと思う。
絶対、翔はそうするに違いない。
だからこそ行こうと思う。
「じゃあ…もう行くね」
床に置いていた鞄を手に取り肩に掛けると、翔は「ん?」と言ってタバコを咥えたまま私を見上げる。
その翔の視線はゆっくりと私から避けポケットから出したスマホへと向いた。
「え、つーかまだ7時前だぞ」
そう言って翔はスマホから私へと視線を移す。
「あぁ…うん。ママに会いに行こうと思う」
「あ、そっか」
短く呟いた翔は吐き出した煙とともに灰皿にタバコを磨り潰し腰を上げる。
「送る」
そう言って玄関先に足を進めて行く翔に、
「ま、待って!」
私は背中に向かって投げ掛けた。



