永遠の絆*

「私は…、私は翔の身体が心配」

「俺の?」

「うん。身体よくないんでしょ?薬…まだ飲んでるけど」

「あー…うん。だけど大丈夫」

「大丈夫だったら薬なんて飲まないじゃん」

「…だな」

「私が行ってる間に死んでたら嫌だ。それこそ寂しいし泣いちゃう」

「勝手に殺すなよ」


そう言った翔は薄ら笑って身体を離し、私の頭をクシャっと撫ぜる。

その優しさの温もりに私は笑みを零した。


「でも…」


小さく呟く私はすぐに笑みを消し翔を見上げる。

翔は何?って問い掛けるように首を傾げた。


「でも…ホントに心配だから」


呟いた後、私はゆっくりと視線を落とす。


「あぁ。わかってる。ごめん心配かけて…」


その申し訳ない呟きが何だか切なく感じた。

落とした視線がまた翔の胸でいっぱいになり翔は私をもう一度きつく抱きしめる。


今の翔の身体の事はよく分かんない。

いいのか悪いのかなんてさっぱり分かんないし、その事について翔は何も言ってはこない。

まぁ、言ったら心配するだろうって思って言わないだけかもしんないけど、その方が私は余計に心配する。

でもだからって翔に聞くと“大丈夫”ってすぐに言ってくるから私にはどうする事も出来ない。


辞めればって一度言った事があるけど翔は“仕事だから”って言って辞めようとはしなかった。

だからもう言わないって言うか、しつこく言って翔を縛りたくなかった。


きっと、翔は自分自身の事はちゃんと考えてると思ったから。

ガキだからって言ってるわりには翔は凄く大人びている。


だから…

私は翔の事を信じたい。