「じゃ、諒ちゃん会いに行きなよ」
「うん」
放課後、正門の前で葵にそう言って手を振った時だった。
クラクションの音に反応した私はその方向に視線を向けると前方から黒のセダンが近づいて来る。
「あっ…」
思わず声を漏らす私に、
「もしかして芹沢さん?」
首を傾げながら葵はそう問い掛ける。
「うん。みたいだね」
案の定こんな所でクラクション鳴らすもんだから、周りからの視線が痛々しく突き刺さってくる。
「高級車だからみんな見てるよ」
クスクス笑う葵に私も苦笑いなる。
「ほんと、それ」
「相変わらず半端ないね、オーラ。みんな見惚れちゃってるじゃん」
苦笑いする私に葵はクスリと笑った。
近づいて来た車は私の横に停まり、運転席の窓が開かれる。
「終わった?」
「あ、うん」
あまりの突然に私は戸惑いの返事をする。
だって、まさか来ると思ってなかったから。
約束もしてないのに。
しかも学校になんて。
「こんにちは」
歩き出そうとしていた葵は、一旦立ち止まり軽くお辞儀をして翔に目線を送る。
「…ちは。元気そうだね、葵ちゃん」
「あ、はい」
「あ、なんなら葵も乗って行きなよ。送るよって言っても私が運転する訳じゃないけど…」
視線をゆっくり葵から翔に向けると、翔は薄ら笑って後部座席に指差す。
「うん」
放課後、正門の前で葵にそう言って手を振った時だった。
クラクションの音に反応した私はその方向に視線を向けると前方から黒のセダンが近づいて来る。
「あっ…」
思わず声を漏らす私に、
「もしかして芹沢さん?」
首を傾げながら葵はそう問い掛ける。
「うん。みたいだね」
案の定こんな所でクラクション鳴らすもんだから、周りからの視線が痛々しく突き刺さってくる。
「高級車だからみんな見てるよ」
クスクス笑う葵に私も苦笑いなる。
「ほんと、それ」
「相変わらず半端ないね、オーラ。みんな見惚れちゃってるじゃん」
苦笑いする私に葵はクスリと笑った。
近づいて来た車は私の横に停まり、運転席の窓が開かれる。
「終わった?」
「あ、うん」
あまりの突然に私は戸惑いの返事をする。
だって、まさか来ると思ってなかったから。
約束もしてないのに。
しかも学校になんて。
「こんにちは」
歩き出そうとしていた葵は、一旦立ち止まり軽くお辞儀をして翔に目線を送る。
「…ちは。元気そうだね、葵ちゃん」
「あ、はい」
「あ、なんなら葵も乗って行きなよ。送るよって言っても私が運転する訳じゃないけど…」
視線をゆっくり葵から翔に向けると、翔は薄ら笑って後部座席に指差す。



