永遠の絆*

「美咲…ごめんね?」


暫くの沈黙後、葵は小さく呟く。


「え?何が?」

「うん。この前、なんか突っかかるような事言って…」

「あぁ…うん。別にいいよ。私も悪いし、ごめん」


私も悪いしって言うか、私が悪いんだけど。

勝手に帰ってしまった私が悪い。


「あ、あのね。美咲が来ない間、色々と悩んだし考えてた」

「うん」

「正直、先輩見ると怖いの。例え元気だとしてもやっぱし何て言うのか…あの時の事思い出すって言うのか…」

「うん」


それは同じ。

私だって同じ。

現に諒ちゃん見ると心が痛む。


「で、でもね。やっぱしこのままじゃダメだと思って…」

「うん」

「だからね、今日先輩に会いに行こうと思う」

「え?」


突然発しられた言葉に思わず俯いていた顔を上げると、葵は薄らと微笑んでいた。


「うん。だから行こうと思う」

「あ。う、うん。そうなんだ。…諒ちゃん、きっと喜ぶよ?」

「うーん…だから美咲も一緒に行かない?」

「え?」


思わず私の口から零れた言葉。

私も一緒に?

何でそうなるのか分からない葵に私は目を見開いたまま見つめる。