永遠の絆*

「つーかお前、そう言う面倒くせぇ事いわねぇでくれる?余計に腹が痛くなる」

「……」

「つかよ、俺んち行ったの美咲だろ?」

「う、うん…」

「荷物サンキュウな。お袋、またグチグチ言ってたろ?」


諒ちゃんはそう言って苦笑い気味で言う。


「いや、別に…。でも心配してた」

「そう」

「諒ちゃんさ、私にはママに会いに行けって言っときながら自分は全然会ってないじゃん」

「会ってどうすんだよ」

「どうするって…」

「会っても会話ねぇもん。男ってそんなもんだろ?」

「さぁ…分かんないけど。てか帰ってないってどういう事?どこに居てんの?」

「帰ってるわ。俺が帰ってねぇんじゃなくてお袋が居ねぇんだよ」

「そうなの?」

「あぁ」

「ってか、何かいる物ある?」

「ねぇよ。自分で買いに行ってるし売店で…」

「あれ?お金は?」

「あー…金?翔さんに借りた。利子は高いぞってな」

「ははっ。そっか…ってか葵は?」


そう言った瞬間、諒ちゃんは顔を顰める。

首を傾げたまま表情を崩し、いい表情は見せなかった。


「もしかして来てないの?」

「…あぁ」

「え、今までずっと?…1回も?」

「…あぁ」

「な、何で?」

「何でって知るかよ」

「え、ちょ、何で怒ってるの?」

「怒ってねぇし。ただ、アイツを泣かせた俺がムカつく」


そう言った諒ちゃんは引き出しに入っているタバコの箱とライターを取り出した。