永遠の絆*

「…だい、丈夫?」

「あぁ。なんだお前、そんな顔して」


そう言った諒ちゃんはフッと鼻で笑う。


「…諒ちゃん、ごめん!!」


少しの沈黙後、私はそう言って頭を下げた。

元気そうだけど、やっぱり身体は正直で諒ちゃんの顔色を悪くする。

そんな諒ちゃんに何も出来ない自分が悔しかった。


なのに諒ちゃんは、


「これで平等だな」


そう言って痛々しい表情をしながらベッドに寝転んだ。


「…平等って何?」

「ん?ほら美咲のその手首と」


そう言われて見た手首。

諒ちゃんが喧嘩をして私が割り込んで止めに入った時に出来た傷。

ほんと、なに言ってんの?

…全然こんなの平等なんかじゃない。


「平等なんかじゃないよ。あの時だって勝手に私が入り込んだから…」

「……」

「それに今回だって私が犯した過ちからきてんだから…平等なんかじゃない。…私だったら良かったのに」

「バーカ!何言ってんだお前。お前がこんなふうになってたら、もう俺の立場ねぇじゃん」

「……」

「翔さんに会わせる顔もねぇよ」

「別に、私と翔は何もないし…」


ほんとに何もない。

彼氏でも彼女でもない。

ほんと、何もないから何も思わないでしょ?


「まぁ、俺だから生きてんの!お前だったらとっくに意識ねぇよ」

「別に…、それでも良かった」


それでも良かったって思う。

誰かにいっぱい迷惑掛けてんのなら、それでも良かったって思う自分が少しでもいる。

毎日何やってんのか分かんない自分と疲れた自分がいて、それが混ざり合って楽になりたいって思う事はいっぱいあった。



疲れていく自分にもう嫌になってた。


人生なんてつまんないよ。


どうしてみんな、幸せを求めんの?


なんの為に?