「葵…」
何分間、頭を抱えて考えていたのかも分かんない時だった。
額からゆっくりと落ちてくる嫌な汗に身震いが起きる。
今、思いついた人物。
その人物が頭の中を過った瞬間、寒気が走る。
分かんないけど小刻みに震えてくる手に怖くなった。
頭の中を次々と過っていく一人の人物。
私がもっとも恐れているジュンの顔が頭の中に沁みついて離れようとはしない。
まさかのまさかだと思った。
葵とジュンが出会う事なんてどう考えてもできない。
でも、だけど一つだけ引っ掛かった事があり、それが気になって気になって仕方なかった。
“お前の大切な何かが…”
その言葉が流れていく度に私の身体が震えてた。
ジュンと葵の会う確率なんて考えただけでも全くないし、会える手段とかも何もない。
でもだからこそジュンと言う男は動く。アイツは何にだって動ける…
そう思った瞬間、掛けたくもないし、声なんて聞きたくもなかったけど、私は未だに登録されているジュンの番号を呼び出した。
「はーい」
何回か呼び出し音が鳴った後、受話口から聞こえてくるのはやけに弾けたジュンの声とその笑い声。
気味悪いその声に、私は息を飲んだ。
「…私、だけど」
「分かるよ。ちゃんと登録してあるから」
「あっそ。ねぇ、今どこで何してる?」
そう私が言った後、やけに明るいジュンの笑い声が耳に張り付いた。
何分間、頭を抱えて考えていたのかも分かんない時だった。
額からゆっくりと落ちてくる嫌な汗に身震いが起きる。
今、思いついた人物。
その人物が頭の中を過った瞬間、寒気が走る。
分かんないけど小刻みに震えてくる手に怖くなった。
頭の中を次々と過っていく一人の人物。
私がもっとも恐れているジュンの顔が頭の中に沁みついて離れようとはしない。
まさかのまさかだと思った。
葵とジュンが出会う事なんてどう考えてもできない。
でも、だけど一つだけ引っ掛かった事があり、それが気になって気になって仕方なかった。
“お前の大切な何かが…”
その言葉が流れていく度に私の身体が震えてた。
ジュンと葵の会う確率なんて考えただけでも全くないし、会える手段とかも何もない。
でもだからこそジュンと言う男は動く。アイツは何にだって動ける…
そう思った瞬間、掛けたくもないし、声なんて聞きたくもなかったけど、私は未だに登録されているジュンの番号を呼び出した。
「はーい」
何回か呼び出し音が鳴った後、受話口から聞こえてくるのはやけに弾けたジュンの声とその笑い声。
気味悪いその声に、私は息を飲んだ。
「…私、だけど」
「分かるよ。ちゃんと登録してあるから」
「あっそ。ねぇ、今どこで何してる?」
そう私が言った後、やけに明るいジュンの笑い声が耳に張り付いた。



