永遠の絆*

「で、何?」

「あー…うん」

「何もねぇのかよ。だったら呼び止めんなや」

「あ、いや。…なんか分かんないけどゴメン」

「は?」

「うん、だからママの事とか。顔出してくれてありがとう。ママ喜んでた」


それだけは言いたかった。

余計なお世話だったけど、やっぱしママを見に行ってくれたのは本心から嬉しかったから、それだけは伝えたかった。


「別に。つか、ちゃんと見舞行けよ」

「あー…うん。…じゃあ」


そう言って足を進めた時、


「あ、おい。待て待て」


諒ちゃんの呼びかけに進めていた足がピタっと止まった。


「何?」


もう一度振り返ると諒ちゃんはポケットから窮屈そうに何かを取り出す。

その取り出した物を私に差し出した。


「はいよ。つか、すんげぇ窮屈だったわ。お前いつ来んのか分かんねぇし」


そう不満げに呟く諒ちゃんの手元を私はジッと見つめた。