永遠の絆*

人生、思うがままに生きればいい。


そんな言葉、私には必要ない。

思うがままに生きてたって、結局はこんな行き方。

もう…どうする事も出来ない。


今更、純白の白に戻る事は出来ない…


翔の事、好きになんかなるんじゃなかった。

でも、やっぱ心は正直で諦めようと思えば思うほど余計に気持ちが高ぶって忘れられなくなる。

嫌な気持ちがこみ上げて来て、また新たに私の頬に熱い涙が滑り落ちた。


「…寝れねぇの?」


静まり返った空間に低い翔の声が入り込み、身体が一瞬だけピクっとしたのが自分にでも分かった。


「あ、うん…」


バレないように手で涙を拭い顔を上げた途端、少しずつ明るくなってきた夜空が広がっていた。


もうすぐ夜が明ける…


「みぃちゃんさ、最近お母さんの病院に行ってないっしょ?」


突然、発っしられた言葉に驚き、私はチラッと横目で翔を捕えた。

手すりに背を付けて咥えているタバコに翔は火を点ける。


少し顔を顰めた翔はタバコの煙を吐き出すと、


「諒也が言ってた。と、言うよりも葵ちゃんが言ってたみたい」


と、そう口にする。

どう言う事?と一瞬思ったけど葵が病院に行ったんだ。と言う事はすぐに理解できた。