永遠の絆*

「俺はさ、みぃちゃんと離れる気はねぇよ。みぃちゃんが何をどう思ってんのかは分かんねぇけど俺は離れる気はない」


きっぱりと続けられた言葉に胸が苦しくなった。

何で私を避けないのか。

なんで私なんかに構うのか分かんなかった。

私も翔の思ってる事が分かんない。


「…なんで私に構うの?」


少しの沈黙後、私はずっと思ってた事をポツリと口にした。

ゆっくり視線をあげて翔を見つめると、翔はタバコの煙を勢いよく吸って吐きだす。


「みぃちゃんの近くに居たいから」

「何それ…」


口から出た言葉は小さく擦れてた。

近くに居たいって何それ。

分かんないよ。

女は決して私だけじゃないはずなのに…


ズルイよ。

なんの駆け引き?

意味わかんない。

ホスト柄と言う翔には山ほど女は居るのに…

私より純粋で無垢の人はいっぱいいるのに…


「そのまんまの意味」

「…同情してんの?私が可哀相だから?」

「違げぇよ」

「じゃあ、丁度いい暇つぶしとか思ってる?…ごめん、私そんな暇じゃないんだよね」


お願い。

もう私から離れてほしい。

なのに、切なくなるのはなんでだろう…


「つか、これ何の話?」

「なんのって、話してきたのそっちからじゃん」

「俺はそう言う話はしてねぇけどな」

「私より…もっといい人はいっぱいいるよ。…帰るね」


これ以上、翔とは居れない私はそう言ってゆっくりと立ち上がった。

立ち上がって数歩進んだ時、


「どこ行く気?」


背後から翔の小さな声が聞こえた。