更にどれくらいの時間が経ったのだろうか。
カラン…と言う音で私の身体はいっきに飛びはねた。
音のした方に視線を向けると、風で転がってきた空き缶が私の足元で止まる。
「…どうしょう」
と、呟いたところでどうなる訳でもない。
でもさすがにここで一晩過ごすのは身体的に良くない。
駅を探すっても、どこをどう行けばいいのかなんて分からないし、行ってアイツに出会うとまた厄介になる。
それにもう終電すらない。
アイツが駅周辺にいる確率は高いに決まってる。
だって私の帰る手段はそこしかないんだから…
タクシーを捕まえるったって、いつ現われるか分かんない。
だからと言って迎えを呼ぶ相手なんていない。
思わず出た深いため息に私は頭を抱え込む。
静まり返った辺りが何だか妙に私の身体を震わせ、気づけば私はスマホ片手に通話していた。
「…美咲?」
「……」
「美咲?どうしたの?」
「……」
電話の向こうから心配そうな葵の声が耳に届く。
何で掛けてしまったのかなんて自分にでも分からなかった。
きっと電話を無意識にしてしまったのは葵の声が聞きたかったからだろう。
その葵の声で私は安堵する。
葵を頼った事なんて一度もなかった。
頼りたいって思う事が少しでもあっても、私は葵には頼りたくなんてなかった。
そう思うのは私なりの考え…
「ねぇ、美咲ってば!!聞いてる?ねぇ美咲?」
少しずつ葵の声が大きくなり、私は軽く目を閉じて息を吐き捨てた。
カラン…と言う音で私の身体はいっきに飛びはねた。
音のした方に視線を向けると、風で転がってきた空き缶が私の足元で止まる。
「…どうしょう」
と、呟いたところでどうなる訳でもない。
でもさすがにここで一晩過ごすのは身体的に良くない。
駅を探すっても、どこをどう行けばいいのかなんて分からないし、行ってアイツに出会うとまた厄介になる。
それにもう終電すらない。
アイツが駅周辺にいる確率は高いに決まってる。
だって私の帰る手段はそこしかないんだから…
タクシーを捕まえるったって、いつ現われるか分かんない。
だからと言って迎えを呼ぶ相手なんていない。
思わず出た深いため息に私は頭を抱え込む。
静まり返った辺りが何だか妙に私の身体を震わせ、気づけば私はスマホ片手に通話していた。
「…美咲?」
「……」
「美咲?どうしたの?」
「……」
電話の向こうから心配そうな葵の声が耳に届く。
何で掛けてしまったのかなんて自分にでも分からなかった。
きっと電話を無意識にしてしまったのは葵の声が聞きたかったからだろう。
その葵の声で私は安堵する。
葵を頼った事なんて一度もなかった。
頼りたいって思う事が少しでもあっても、私は葵には頼りたくなんてなかった。
そう思うのは私なりの考え…
「ねぇ、美咲ってば!!聞いてる?ねぇ美咲?」
少しずつ葵の声が大きくなり、私は軽く目を閉じて息を吐き捨てた。



