永遠の絆*

どれくらい走り続けたのかさえも分かんなかった。

ただ走る限界がきたのか私の足はもうフラフラで、息さえもまともに出来なかった。


ここが今どこかなのかも分からない。

周りに見えるのは町から離れた路地裏。

路地裏と言ってもいいような所ではない。


辺りガラクタにまみれた廃墟に近いような場所。人、一人と見当たらない。

普段こんな所に一人で来ると怖くて怖くて居られないって感じの所。


だけど今は違う。もう足も重くて前に進まない。荒れた息だって元通りになるまで時間が掛かる。

とりあえず、身を隠したい。


私は古びた階段に腰を下ろし、ゆっくりと息を吐いた。

静まり返った空間に、私の荒れた息だけが聞こえる。


さすがにここまで来たらもう追って来ないだろう。

でも、もし見つかったらと言う不安から私の足は小刻みに少しずつ震えていた。


膝に顔を埋めて頭を抱える。


時折、冷たい風が私の身体を震わせる。

帰りたい。

だけど私の足は一向に動く事なく時間だけが刻々と過ぎて行った。

真っ暗な暗闇に、スマホの画面の明るさが私の顔を明るくする。

時間はもう2時を過ぎてる。

もう電車すらなければ帰るあてさえないと思うと、無意識のうちに深くため息が零れていた。