永遠の絆*

行かないで。なんて、もちろん言えない。

いつの間にか、私は翔に惹かれてた。

だけど、それはただ思ってるだけだと思ってたけど、実際こうして一緒に居ると引き付けられて、もっと傍に居たいって思ってしまう。

ほんと、いつからそう思うようになってた?

わかんない。

気づいたら。

自分でもこんな事、思うのに驚いてる。

人を好きになる事なんて、この先絶対にないと思ってたのに…


仕事は仕事って、割り切っているのに、やっぱし行ってほしくない。


あの雑誌を見てから何故か不意に落ちないところがある。


「みぃちゃん?」


不意に聞こえてきた翔の声に俯いていた顔を上げる。


「どした?」


そう言ってくる翔に、私は首を横に振った。


「ごめんな。あんま居れなくて。また今度、来ような。みぃちゃんはちゃんと家に送るから」


翔は少し困った表情を見せ、砂浜の上を歩いて行く。


そして自分の靴と私のヒールを手に持ち、足を進めて行く。

その翔の背中をみながら私もゆっくり足を進めた。