永遠の絆*

そんな私の視線に翔は気付き「何?」と言って首を傾げる。


「本当は気になるんでしょ?何で私があの場所にいたのか…」


ずっと見つめる私から翔は目線を逸らし、タバコを咥えて火を点ける。

私から視線を避けて煙を吐き出し、そしてその視線が再び私に戻る。


「…聞いてほしいのかよ」


暫く経った後、翔は小さく呟く。


「別に…。じゃあ、何で私を誘ったわけ?」

「うーん…強いて言えば俺と同じニオイがしたから?と言ったら納得?」

「は?意味分かんないんだけど。ほんっと馬鹿馬鹿しい」


呆れた様に私は吐き捨てウーロン茶を口に含んだ。

翔は辺りを見渡し、近くにいた店員に「生」と一言だけ告げる。


「馬鹿馬鹿しい事やってんのはお前だろうが」


翔はいかにも私の事を何でも知ってるって感じの言い方で言ってきた。

その平然とした口調で返ってきた言葉は嫌味ったらしく耳に入り込んで、私の表情が曇る。


睨み付ける私など無視して、翔は運ばれてきたビールをゴクゴクと飲み干していた。