永遠の絆*

葵の家の昼間は誰も居ないって分かっているのに、何故か胸がソワソワした。

葵の部屋に入り、葵をベッドに寝かせて私は床に座り込んだ。


ベッドに背を付けて後ろを見ると、葵はボーっとして天井を眺めている。

その疲れきっている顔を見てすぐ私は視線を前に戻し、膝を抱えた。


静かな部屋に時計の秒針だけが微かに聞こえる。


「美咲、ありがとう」


微かな小さな声。


「別に何もしてないよ」

「やっぱ隠し事は疲れるね」

「……」

「ママに話す。どーせバレるし」

「…葵?」

「あ、心配しないで。私は大丈夫だから」

「……」

「ねぇ、美咲?」

「うん?」

「もしかして美咲、留学の夢諦めてないよね?」


振り返る私を見る事なく天井を見つめ続ける葵に、私は軽く息を吐き捨てる。

小さな声で呟いた葵から視線を逸らし、私は自分の足元を見つめた。


「何で?」

「なんとなく…」

「何それ…」


軽く息を吐き捨てた後、私はそのまま言葉を続けた。