「やっぱりそうなんだ。この前の高級車の人って、その人でしょ?」
見事、葵が言った事が図星だった為、私の瞳が一瞬泳いだのが自分にでも分かった。
「あ、うん…」
「以前、ネオン街で見かけた時あったよね?」
「うん」
「その時やけに美咲焦ってたからおかしいと思ってた」
「そっか」
「だからそうかなぁって思って。それで気になって雑誌見て名前調べたの」
「そうなんだ」
「正直びっくりした。あの人、凄い人だから」
「……」
凄い人…
私には分からないけど何に凄いのか全くわからない。
翔の事なんて全く分からないし、ホストの事も全く分かんない。
今、思うと本当に何も知らない。
「ねぇ、美咲。もしかしてあの人と――…」
「何もないよ!ほんとに何もない。あの人とは何もないから。お願い、信じて…」
翔とは何もない。
寝てお金なんて貰ってない。
葵はきっと翔と寝てお金を貰ってるんだと、そう思ってるに違いない。
表情を崩して葵を見つめると、葵は優しく微笑んだ。
「うん。信じる」
「ありがと」
葵はニコッと微笑みアイスティーを口に含んだ後、話を続けた。
「なんか私迷惑かけてるね。お金さ、本当は雅樹が払うって言ったんだ。だけど私、ついムキになって“いらない”って怒鳴ったの。本当に私何やってんだろうね…」
「……」
「ごめんね美咲。私…、私ちゃんと返すから」
葵は少しだけ潤ませた瞳で私を見てから白い封筒に目を向け軽く息を吐き捨てた。
見事、葵が言った事が図星だった為、私の瞳が一瞬泳いだのが自分にでも分かった。
「あ、うん…」
「以前、ネオン街で見かけた時あったよね?」
「うん」
「その時やけに美咲焦ってたからおかしいと思ってた」
「そっか」
「だからそうかなぁって思って。それで気になって雑誌見て名前調べたの」
「そうなんだ」
「正直びっくりした。あの人、凄い人だから」
「……」
凄い人…
私には分からないけど何に凄いのか全くわからない。
翔の事なんて全く分からないし、ホストの事も全く分かんない。
今、思うと本当に何も知らない。
「ねぇ、美咲。もしかしてあの人と――…」
「何もないよ!ほんとに何もない。あの人とは何もないから。お願い、信じて…」
翔とは何もない。
寝てお金なんて貰ってない。
葵はきっと翔と寝てお金を貰ってるんだと、そう思ってるに違いない。
表情を崩して葵を見つめると、葵は優しく微笑んだ。
「うん。信じる」
「ありがと」
葵はニコッと微笑みアイスティーを口に含んだ後、話を続けた。
「なんか私迷惑かけてるね。お金さ、本当は雅樹が払うって言ったんだ。だけど私、ついムキになって“いらない”って怒鳴ったの。本当に私何やってんだろうね…」
「……」
「ごめんね美咲。私…、私ちゃんと返すから」
葵は少しだけ潤ませた瞳で私を見てから白い封筒に目を向け軽く息を吐き捨てた。



