永遠の絆*

ちょっと渇いた喉を潤そうと、私は葵が持って来てくれたアイスティーを口に含んですぐ口を開いた。


「あのさ――…」

「今日ね、」


私が謝ろうと思った瞬間、葵は遮るようにして勢い良く声を出してきて、思わず私は葵に目を向けた。


「今日私ね、病院に行ってきたんだ」


私が“なに?”って言う前に葵はすぐに言葉を続け、その言葉に思わず目を見開いてしまった。


「…病院?」

「うん」


葵は返事とともにコクンと頷いて目の前にあるアイスティーを口に含んで、軽く息を吐き出した。


「やっぱり…、やっぱり私妊娠してた」


葵は戸惑う事なく、淡々とした口調で言ってきた。

悲しい表情は確かだけど涙ぐむ事もなく、怒りの顔でもなく、嬉しい顔でもなく、私からは何だか落ち着いた表情に見えた。


本当は、本当は少しだけ違うんじゃないかって思ってた。

勘違いで、何かの間違いなんじゃないかって思ってた。


けど、こうして目の前で葵の口から聞くと現実だと受け止めなければならないと思った。


だから。

私は葵が出す答えも受けとめる。