永遠の絆*

どうも女の子は年下らしい…

でもさっき、新田先輩って確かにそう聞こえた。


新田って…、

諒ちゃん?


「…ごめん。俺、好きな奴いるから」


その声を聞いた瞬間、私は諒ちゃんだと実感し、そして頭に一人の人物が過った。

まさか諒ちゃん…。

まだ…


「…そう、…なんですね。友達も無理ですか?」

「友達?え、俺と?」

「はい」

「ごめん。俺、女友達とか作んねぇから」

「…わかりました」


女の声は弱々しくて、その声を聞いて私は我がに返るようにハッとする。

どうしよう。

とりあえず今、屋上に行ける状態じゃない。


握っていたドアノブから手を放し5、6段くらい階段を駆け下りた時だった。


ドアを開ける音が背後から聞こえ、私の横を女の子は駆け足で降りて行った。

駆け足の音と重なり合うように混ざる女の子の啜り泣く声。


私にはまるでそう言う状況が無縁で、女の子の感情がよく分からなかった。