永遠の絆*

本当に受け取って良かったんだろうか。

でも葵に渡さないといけないし、翔にも返さないといけない。


バイト、探さなくちゃ…。


このお金をあげるって言われても、私には受け取る事は出来ない。


憂鬱な気分のまま私は化粧をし、もう一度家を出て電車に揺られた。

私が着いた所は唯一落ち着ける場所―――…


美術館。


やっぱりここは好き。

目の前に広がるオーストラリアの風景画に思わず息を飲み込む。

行きたいと思うほどにママを苦しめ、葵を辛くさせていた。

自分の事が精一杯で、葵の流す涙でさえ見て見ぬふりをし、身体を売り続けていた。