永遠の絆*

でも、翔は私に何一つ聞いてはこなかった。

何でって聞かれたけど、それ以上は聞いてはこなかった。


今の私と翔の思ってる事はきっと一緒なんだと思う。


スマホをテーブルに置き、とりあえず洗面所を探した。

勝手にしちゃ悪いかなって思ったけど、顔は洗いたい。


化粧をしたまま寝た所為か、肌がなんだか気持ちが悪くカサカサする。


玄関の入り口付近の所にある白のドアをゆっくり開いて覗くと、真っ白で統一された脱衣所が目に入り、私は中へと入った。


やけに大きな鏡の前に立ち、自分の顔を見つめる。

昨日、不意に流した涙が化粧を消すように頬に薄っすら痕がついている。


その頬に手を滑らせ一息吐く。


こんな姿を見られたと思うと余計に溜息が漏れた。