永遠の絆*

「…はい」


何回鳴ったか分からない呼び出し音が途切れた時、低い翔の声が耳に入った。


「あっ、私だけど…、」

「え、誰?」

「あ、私――…」

「あー、みぃちゃん?」


さっきとは打って変わって、翔の明るい声が聞こえる。


「うん」

「おはよ」

「うん、おはよう」

「ってか、もしかして今起きたとか?」

「あ、うん。…ごめんね。私いつの間にか寝てたみたいで…」


普通に話しているつもりなのに何故か胸がザワザワする。

昨日の会話が嫌なぐらい頭の中を駆け巡っていく。


思い出したくないのに、頭の中を過って行く。


「あー、気にしなくていいから。つーかさ、学校行った頃には終わるんじゃね?」


そう言って電話口から翔の笑い声が聞こえてくる。