永遠の絆*

取り出した瞬間、昨日の翔との会話が頭の中を過る。


“なぁ…、やめろよ”


思わずスマホを握り締めている手が微かに震えた。


翔に何て言えばいい?
翔に何を言えばいい?

翔は何を思ってる?
翔は何を考えてた?


いろんな言葉が頭の中を駆け巡る。

はっきし言って掛けずらい。

今は顔すら見れないと思う。

だから正直居ない事にホっとした。


だけど、“ごめん”だけは言おうと思った。


意を決意して、私は紙に書かれてある11桁の番号を画面に打ち込んだ。

未だに微かに震える人差し指で通話ボタンを軽く押す。


耳に新鮮に伝わってきた呼び出し音に何故か胸がソワソワした。