永遠の絆*

突っ立ってる私に翔は不思議そうに見上げる。

軽く視線が重なり合った瞳から私はすぐに逸らし、ゆっくりと腰を下ろした。


「どした?」

「…すから」

「え?」

「お金はちゃんと返すから」


私から出た言葉は小さくて小さくて今にも消えそうな声だった。

でも、そんな小さな声を翔は聞き取ってくれて、「いらねぇよ」と言葉を返す。


「私が嫌なの。ちゃんと返すから」


目の前の翔を見て私は言葉を絞り出す様に吐き出した。

そんな私に翔は視線を逸らして深く息を吐く。


「返すって何して稼ぐわけ?」


そう言われて私の口から声は出なかった。