永遠の絆*

思わず視線を右の手の平に移して、暫くの間見つめてた。

見つめた後、ギュッと握り締めて拳をつくる。


膝の上には白い封筒がある。

だけど、私はこれを受け取る事は出来ない。


「ありがとう。でも…、受け取れない」


白い封筒を握りしめ、私は翔の元へと押し返す。


「何で?」

「これは…、これは翔が頑張って稼いだお金だから。だから、そんな簡単に受け取る事は出来ない」


そう…、出来ない。

ママを見ているから私は受け取れない。

毎日、汗水流して必死で働いている姿を見てるから、そんな簡単に誰かが働いたお金を受け取る事は出来ない。


そう言った後、翔はフッと笑い、「俺の事、名前で呼んだの初めてじゃね?」とまたクスクス笑いだした。


そして私が押し返した封筒を翔はもう一度、私の膝に置き、軽くポンと触れた。