永遠の絆*

「はい」


翔はその封筒を私の膝の上に置き、ポンポンと人差し指で軽く叩く。

それは私が翔に返した白い封筒に入ったお金だった。


「…何?」

「みぃちゃんのお金」

「はい?」

「返さなくていいから友達の為に使いなよ。今、みぃちゃんしか友達を守れないと思う」

「……」

「そして、みぃちゃんの事を必要としてる。そうじゃなきゃ、みぃちゃんに言ってきたりしねぇだろ?」


翔が言ってきた“お金”って言葉にハッとした。

私、葵の事ぶったんだった。


私がこんな稼ぎをしているのにも係わらず、葵は私をぶたなかった。

だけど、葵が私と同じ事をするって言った時、勝手に私の手は葵の頬に走ってた。


最低だよね、私。


何も叩く事はなかった。

だけど、それほど葵だけは私と同じ事をしてほしくなかった。


葵だけは私みたいに汚れてほしくなかった。