何故、転校初日にとてつもなくイケメンな美形さんに壁ドンをされているんでしょうか……!!
目の前の美形さんを見て私は思う。
本当の本当に何故、こんな状況に…?
普通、部活の勧誘断っただけでこんなこと…、所謂壁ドンと言うものをするのだろうか、
え、てか内容入ってきてないの バレてた…!?
うまく相槌とか打ったつもりだったんだけど…。
慣れない嘘なんて着くべきじゃない、と つくづく思う。
「そんなんバレるに決まってんでしょ、ばーか。」
あからさまに上の空だったし、と補足する美形さん。
ええ、そんなに言わなくても…!という思いを込めて、相手に不満な顔を向ける。
多分、気づいてないなこの人。
とても涼しい顔をしている。
「ってか…!手退けてくれませんか…っ!?」
本当にこの体勢恥ずかしい…。
「んー…、見学か入部してくれなきゃ退けない」
美形さんは少し考えた様な仕草をしてから言い放つ。
「う、分かりました、見学だけなら…。」
いち早くこの状況から脱却したいという気持ちが勝ち、渋々了承する。
「…意外と素直じゃん。」
少しの沈黙の後、驚いたように僅かに目を見開き
言う。
「わ、私そんなに頑固そうに見えます…??」
美形さんの反応に私は思わず尋ねる。
自分で言うのもあれだが、自分では割と物分りは良い方だと思っている。
「いや、そうは見えないけど、こーゆーのって大体断るもんだと思ってた。」
きっと、部活の勧誘で突然壁ドンをしてきた事について言っているのだろう。
「じ、自覚あったんですね…。」
「んー、」
適当な喋り方で返される。
「じゃ、行こ」
「そういえば…!!何の部活なんですかっ!?」
1番大事な事を聞き忘れていた……!!
「は?そこから聞いてなかったわけ?」
さっきまでの雰囲気と打って変わって、不機嫌そうな表情で問われる。
も、もしかしてさっき勧誘してきた時言ってたのかな…!?てか、部活の勧誘なら何部か言うよね…!?
完全にしくじってしまった…。
ど、ど、どうしよう…!!怒らせてしまったかもしれない、
「っは、はい…、ご、ごめんなさい…!!」
怒らせてしまったかもしれない、という不安により、
視界が段々ぼやけてくる。
泣いたってどうにもならないのは分かっているのに、意志とは別に涙が溢れ出そうになり俯く。
これは私の昔からの悪い癖だ、本当に。
「…っ泣かないでよ、かわいーから許すし、」
美形さんは出てきた言葉は私の予想とは全く違うものだった。
目の前の美形さんを見て私は思う。
本当の本当に何故、こんな状況に…?
普通、部活の勧誘断っただけでこんなこと…、所謂壁ドンと言うものをするのだろうか、
え、てか内容入ってきてないの バレてた…!?
うまく相槌とか打ったつもりだったんだけど…。
慣れない嘘なんて着くべきじゃない、と つくづく思う。
「そんなんバレるに決まってんでしょ、ばーか。」
あからさまに上の空だったし、と補足する美形さん。
ええ、そんなに言わなくても…!という思いを込めて、相手に不満な顔を向ける。
多分、気づいてないなこの人。
とても涼しい顔をしている。
「ってか…!手退けてくれませんか…っ!?」
本当にこの体勢恥ずかしい…。
「んー…、見学か入部してくれなきゃ退けない」
美形さんは少し考えた様な仕草をしてから言い放つ。
「う、分かりました、見学だけなら…。」
いち早くこの状況から脱却したいという気持ちが勝ち、渋々了承する。
「…意外と素直じゃん。」
少しの沈黙の後、驚いたように僅かに目を見開き
言う。
「わ、私そんなに頑固そうに見えます…??」
美形さんの反応に私は思わず尋ねる。
自分で言うのもあれだが、自分では割と物分りは良い方だと思っている。
「いや、そうは見えないけど、こーゆーのって大体断るもんだと思ってた。」
きっと、部活の勧誘で突然壁ドンをしてきた事について言っているのだろう。
「じ、自覚あったんですね…。」
「んー、」
適当な喋り方で返される。
「じゃ、行こ」
「そういえば…!!何の部活なんですかっ!?」
1番大事な事を聞き忘れていた……!!
「は?そこから聞いてなかったわけ?」
さっきまでの雰囲気と打って変わって、不機嫌そうな表情で問われる。
も、もしかしてさっき勧誘してきた時言ってたのかな…!?てか、部活の勧誘なら何部か言うよね…!?
完全にしくじってしまった…。
ど、ど、どうしよう…!!怒らせてしまったかもしれない、
「っは、はい…、ご、ごめんなさい…!!」
怒らせてしまったかもしれない、という不安により、
視界が段々ぼやけてくる。
泣いたってどうにもならないのは分かっているのに、意志とは別に涙が溢れ出そうになり俯く。
これは私の昔からの悪い癖だ、本当に。
「…っ泣かないでよ、かわいーから許すし、」
美形さんは出てきた言葉は私の予想とは全く違うものだった。
