日付￤秋風の吹く日　･　天気￤曇り　･　気温￤20度




突如、新星の如く目の前に現れた彼女は、




鈴を転がすような優しい声で笑ったかと思えば


少しでも揶揄ってやると、すぐ顔を真っ赤にする。






すぐ先輩面するし、どんな奴にでもお人好しで



俺だけを見てくれている訳ではないのかもしれない。





でも、気づいた時には遅く、


そんな彼女は俺の初恋を奪い去って行った。







∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ ୨୧





↺　何もかも平凡なお人好しガール

　　小戸森 こだま。　(Kotomori　Kodama)


×



↺　何に対しても無気力な嫉妬魔ボーイ

　　　赤瀬飛輪。　(Akase　Hirinn)




∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴∴∵∴ ୨୧



୨୧




「ええと、一体これなんでしょうか…っ！？」




「壁ドンってゆーの、知らない？」




「そういう事じゃない…！」





୨୧




　「…俺がこんなに甘やかすのこだまだけだし。」



୨୧


⿻　青みたいな春の日記帳　⿻