「。。。一応合格ラインではあるけど───浅葱創介から不満が届いている。刺客が来たと。」

うう、小愛ちゃんの..。

「あ!それは…」

愛寝ちゃんが口を開く。
ああ、ダメ。言わせちゃダメ!!


「私がアイテム投げそびれて..!」
「わたしの指示不足で!」
「うちが逃がしそびれたんです!」
「俺が気付かなくて…!」
「おれが間にあわなくて、」


みんなが小愛ちゃんをかばって言い訳をならべる。

「わかりました。メンハーの不始末ということで。」

そのあとこっぴどく叱られた。

おわったあと、自分は目がうるうるしちゃったけど、流さなかった。
怒ってる人って怖いんだよね…。


「ありがとう。ごめんね。」


とうとつに愛寝ちゃんが口を開く。


「私が悪いのに..みんなかばってくれてありがとう。」

いくら叱られても怒られててもへらへらしている小愛ちゃんが目をうるめて謝罪をする。


そりあ裏切られたので悲しかったし、小愛ちゃんが仲良くしてくれたのはこれのためなの?とも思った。

だけど、今までの事を振り返れば小愛ちゃんと離れるのはいやだな、って結論に至った。


凪美ちゃんたち4人と、小愛ちゃんと6人でわいわいしてるのはとても楽しかった。

他の子たちも、きっとそう思ってる。


「わたしがいいなっておもったからね」
「小愛ちゃん、まじめだからさっ!大丈夫かなって、勘!」
「まあ、頑張ってたし、最後助けてくれたし。。。」
「直感だけど、もう裏切らないだろ?」
「みんな、小愛ちゃんのこと待ってるからね」