大好きなアイドルたちのマネージャーになったのに!

部屋に案内される。リビングは片付けられていて、段ボールがいくつかあった。


「フユは片付けはできるけど、そうじはできないんだ」

「そうなんですね!」


ギャップ萌えだ...!


「変なことおしえんな!」


「ねー、フユ。どこに座ればいい?」

「...その辺座っとけ。」

「ありがとう!」


ハル、すごいボジティブ...というか、フユの言動に何も気にしてないみたい...。


「俺はアキのようにお茶はださないぞ。」

「お気遣いなく...!」

「わざわざありがとう、フユ!」

「お茶以外って意味じゃねーよ!?」


...あれ?フユくん、なんでアキちゃんの家へ行ったこと知ってるんだろう...?


「アキちゃんと仲いいんですか?」

「......まあ、ちょっとしたパソコン仲間だ。」

「?」


そう言って、私たちの前に少し乱暴にコップを置く。


「ありがとう!フユ!」

「......」


...フユくん昨日の出来事でハルと少し気まずいのかも...。


「えっと...単刀直入にきくんですけど、なんでフユくんは脱退したいんですか...?」

「......本当に単刀直入だな。」

「...」

「はぁ...」


ため息をつき、イスにもたれるフユくん。


「...そもそも、そもそもアイドルは高校への推薦のためでしかない。俺は将来一人暮らしがしたいんだよ...、ていうか、炎上までしたならファンはもういないだろうし、...最近はうまくいってたけど、もう人気は出ないだろ?」


そう言って私たちをもう一度見る。


「だから......もう終わりでいいだろ。」


静かになる部屋。でも、私は思ったことがある......。