「いい加減にしろ!明日の振り付け覚えたのかよ。」
「ふわぁ...めんどくさ。今度の練習パスで。」
「うちもパソコンの大会あるから」
「...その日は暇かも。...あ、でも寝なきゃ。」
「......え。」
声を発している人の顔と言葉が一致しない。
いや、声は一致する。私の記憶と違うだけで。
例えば、猫が犬のように吠えたときのような。ううん、それよりもっと衝撃的な。
ーーこの気持ち。
「あ、早川さん!すいません!なにか用事がって、その子は?」
『ハル』に直接訊かれたわけでもないのにどきっとする。
いや、間接的に...??あ、頭が回らない。
ーーはあんまり変わっていない...?

