「ところで、ここまでわざわざ来てくれたということは、マネージャーの件は受けてくれるということかい?」
「え、えっと...」
こ、断りづらいっ...。
やっぱり、このまま帰るのはものすごく失礼だよ......。
私が考え込んでいると、社長さんは何かを察したのか、少し残念な顔をした後、思いついたように私に提案をしてきた。
「そうだ!メンバーのグループルームに行けば、少しは考えがまとまるんじゃないかな」
「へ、」
「もちろん強制はしないけど...もし、少しでも考えてくれているなら、様子を見てきてくれないかな。」
え、め、メンバーのグループルームって...まさかーー『kiseki』の...!?い、行きたい!けど...。
「あ、あの...なんでそんなに私を勧誘するんですか...?」
言った後で後悔する。だって、発言がものすごく自意識過剰で...恥ずかしい...。
敬語も下手だし......もっと国語の勉強しとくべきだったっ...。
「いや、その【能力】と関係あるのかなと...!」
社長は軽く笑った後、少し考えておしえてくれた。
「うーん......もちろん君の【能力】のことで選んだのは本当だけど......純粋に君の目を見てわかったよ。君はお父さんに少し似てるからね。」
「え...?」
ど、どういう意味...?
私が...お父さんと...?

