大好きなアイドルたちのマネージャーになったのに!

「カスミぃ...ナツくんじゃなくて七紬ね。」

「えっ...?」

「久遠が苗字。名前じゃないから。」

「...おいおい、マジかよ...」


「ついでに能力は、【神速】。早く走れる、おわり。ね、つまんないでしょ?」


だからいいたくかったんだよねー。と続ける。
まあ、みんな【能力】が好きじゃないらしいけど、ボクはこの能力にかなり感謝してるんだよね。


...なにその驚いた顔。


「お前...【能力】もってたのかよ!?」

「初耳なんだけど...」

「え、じゃあ、うちら全員【能力者】だったってこと...?」


あ、そこからだっけ。


「よ、よろしくお願いします...!久遠くん!」

「やめてよ、本名ばれる。」

「り、理不尽...」


聞こえてるよ、まったく...。

...ボクだって何がしたいのか自分でもわからない。あんなに隠してた【能力】をいまさら公開するなんて。
でもこんなに心が踊るのは初めてなんだ。

せいぜい楽しませて、花澄。


「じゃあ、私の役目は終了ですね!」

「「「...!?」」」


...ん?どゆこと?


「か、花澄?何が終了なの...?」

「えっ、...?もちろん仮マネージャーのことですよね。」


...誰だよ、うちらのリーダーと花澄を話させたの。きっと第三者から聞いてえげつない会話でもしてたんだろうな...。
天然×天然はダメだって...。

わお。みんな説明頑張ってる。

どうやら、やっと了承をもらえたようだ。


「花澄はもう俺達のマネージャーだよ。」