夕空に、君の名前を

恋愛(その他)

kana/著
夕空に、君の名前を
作品番号
1759579
最終更新
2025/08/27
総文字数
18,714
ページ数
1ページ
ステータス
完結
PV数
42
いいね数
0
人は誰しも、大切なものを失う瞬間に出会います。
それは突然で、残酷で、受け入れがたい現実かもしれません。けれど、同時に人は「失ったあとに残されるもの」から、もう一度立ち上がる力を得るのだと思います。

この物語に登場するのは、幼なじみとして育ってきた四人の子どもたちです。
明るくてしっかり者の姉・琴葉。無邪気でまっすぐな妹・奈帆。優しさを隠して強がる里音。そして、素直になれない玲音。
彼らはそれぞれ幼い恋心を抱きながら、笑ったり、ぶつかったりしながら日々を過ごしてきました。

けれど、ある日を境に、その当たり前は壊れてしまいます。
親を失うという深い喪失感。どうしようもない孤独。未来が見えなくなる不安。
そんな痛みの中で、それでも彼らは互いに手を取り合うことで、少しずつ前へ進もうとします。

「家族」という言葉は、血の繋がりだけを指すのではありません。
誰かを思い、守りたいと願い、共に歩んでいこうと誓う——その心こそが、本当の「家族」を形づくるのではないでしょうか。

この物語を通して描きたかったのは、まさにそのことでした。
恋と絆、痛みと希望。そのすべてを抱えて、彼らは成長していきます。
そしてきっと、その姿の中に、あなた自身の大切な人との思い出や、失いかけていた温かな感情を重ねてもらえるはずです。

どうかページをめくるたびに、彼らの笑顔や涙に寄り添ってみてください。
最後の一行を読み終えたとき、心のどこかにやさしい余韻が残るように願っています。
あらすじ
中学二年生の瀬川琴葉と妹・奈帆、幼なじみの楠原里音と弟・玲音。
互いに淡い恋心を抱きながら過ごしていた日常は、両親の死によって一変する。

同じ悲しみを背負った四人は共に暮らし始め、時にぶつかり合いながらも絆を深めていく。
血がつながっていないながらも、家族となり恋人となって歩む、切なくも暖かい物語。

予想の斜め上を行く、予想外のラストに涙。

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