私、男の子マネージャーになって、推しアイドルをお守りしますっ!

「集中しろ、俺!」

 俺は両頬をバシッと叩いて、鏡に映る自分に言い聞かせた。
 こんなところで立ち止まってる場合じゃない。
 今の俺がやるべきことは、コーチにダメ出しされたダンスを完璧にマスターすることだ。
 音楽をかけ直し、足の角度や手の動きを意識しながら、リズムに身を任せる。
 気合いを入れたおかげか、さっきより動きがマシになってきた。
 よし、この調子――。